ゲームのある日常

ゲームを生涯の趣味にしようと思ったオッサンの独り言。

我がゲーム遍歴(3)

ここまで散々言ってきたように、自分は元々アクション系のゲームが苦手だった。

どれほど苦手かと言えば、スーパーマリオなら最初のワールドもクリアできず、横スクロールシューティングの名作R-TYPEはステージ3の巨大戦艦が倒せず、格ゲーは渋谷会館で乱入してきた外人プレイヤーにハメ技でボコられてトラウマになるくらい、苦手だった。(自爆

今でも苦手であること自体にはかわりないが、当時は苦手が高じてアクション系のゲームそのものを毛嫌いする傾向が強く、いくつかの例外を除いては、PlayStationセガサターンの頃まではほとんどアクション系ゲームに手を出したことはなかった。

そんなゲームの嗜好が大きく転換する、そのそもそものきっかけは、Dreamcastの『ファンタシースターオンラインPSO)』だったかもしれない。

もちろん『PSO』は純然たるアクションゲームとは言えないものであったし、ましてやプレイしていたのがレンジャー(銃器による遠距離攻撃を主とするジョブ)ときては、それをして”アクション嫌いを克服”と言えるはずもないのだが、当時の自分にとっては充分過ぎるほどアクション性の高いゲームであったことには違いないのも確かだ。

それでもそれなりにプレイできたのは、『PSO』がオンラインゲームであったからだろう。当時、入り浸っていた某チャットのメンバーの多くが『PSO』をプレイしており、彼らがエスコートしてくれたおかげで、ヘタレゲーマーだった自分もなんとかその後を追いかけて行くことでゲームを楽しむことができたのである。

もうひとつ、自分の中の『アクション嫌い』の壁を壊す大きなきっかけになったタイトルがPlayStation2でプレイしたアクションアドベンチャーゲームの名作『ICO』だった。テレビCMで見たそのビジュアルに魅せられ、自分が毛嫌いしていた筈のジャンルにも関わらず手を出し、そして見事にハマった。実際、考えていたよりもアクションとしての難易度が高くはなかったことが大きな救いになったのも確かだが、なによりそこに描かれた世界に魅了されたからこそ、意地でもクリアしようという気持ちになったのだろう。

PSO』と『ICO』という2つのタイトルを経て、最終的に自分をして『自称アクション嫌い』を返上させる決定打となったのが、『MONSTER HUNTER』だった。