ゲームのある日常

ゲームを生涯の趣味にしようと思ったオッサンの独り言。

「きかんしゃトーマス」MODが流行る理由

 タイトルに偽りのある記事だなぁ。
きかんしゃトーマス」MODが流行る理由が明確化されてないんですけど。
「シオタ駅への到着」の逸話は有名だけど、それは現代人にも通じる感覚とは言えないだろうし、単に「機関車=恐怖」では全然説明できていない。
ポイントはトーマスのデザイン造形にあるように思う。カートゥーン系のキャラには共通して紙一重の恐怖感が内在しているように感じるのは自分だけではないと思う。


Bendy and the Ink Machine Trailer | Rooster Teeth

"Bendy and the Ink Machine" なんか、まさにその恐怖感をホラーゲームの題材としたものだろう。「トーマスMOD」は、もともと「きかんしゃトーマス」の造形(リアルなデザインの機関車に、カートゥーン調の顔がついた)が元々持つある種の不気味さ、紙一重で内在する恐怖感があるからこそ、MODの題材として好まれているのではないだろうか。そして恐怖感は紙一重でギャグになることも良く知られているところ。トーマスのデザイの持つ恐怖的要素が、ふざけたMODで使用したとき、シュールなギャグへと転換されたことがヒットの要因のように思える。

10年ほど前、サザエさんやら少女アニメのキャラをジョジョ風にアレンジする「ジョジョ化」ネタをネットで頻繁に見かけた時期があった。まあ、自分が知っている範囲だけの話かもしれないが。今のトーマスMODブームには、それと源流を同じくするものを感じる。そして、ジョジョ化ネタに感じていたのと同じ薄ら寒さと嫌悪感を諸々のトーマスMODにも感じている。まあ、あくまで個人的見解。